エラー: Javaが、セキュリティ問題の発生が考えられるアプリケーション・コンポーネントを発見しました。


このトピックは、次に当てはまります。:
  • プラットフォーム: すべてのプラットフォーム
  • Javaバージョン: 7.0, 8.0

症状

Javaベースのアプレットまたはアプリケーションを実行しようとすると、セキュリティ警告のダイアログ・ボックスが表示されます。
安全でない可能性があるコンポーネントの実行をブロックしますか。

Javaが、セキュリティ問題の発生が考えられるアプリケーション・コンポーネントを発見しました。アプリケーションのベンダーに問い合せて、アプリケーションが改ざんされていないことを確認してください。


原因

署名付きと署名なしのコンポーネントを含む署名付きJava Web Startアプリケーションおよびアプレットは、アプリケーション・ベンダーが意図的にコードを混在させているのでない限り、安全ではない可能性があります。Java SE 6 Update 19リリースより、プログラムに署名付きと署名なし両方のコンポーネントが含まれる場合、警告ダイアログが表示されます。


解決策

セキュリティ・ダイアログでユーザーが「はい」をクリックすると、安全ではない可能性のあるコンポーネントの実行がブロックされ、プログラムが終了します。ユーザーが「いいえ」ボタンをクリックすると、アプリケーションまたはアプレットは実行を継続します。
警告の表示はデフォルトの動作ですが、ユーザーがこの状況を管理するためのオプションも用意されています。

Javaコントロール・パネルで混合コード・プログラムがどのように処理されるかを管理できます。

Javaコントロール・パネルへのアクセス

» Windows
» Mac OS X

Javaコントロール・パネルの混合コード保護オプション

  1. Javaコントロール・パネルで、「詳細」タブをクリックします。
  2. 「セキュリティ」セクションで「混合コード(サンドボックス内実行vs.信頼済)セキュリティ検証」オプションを展開します。
4レベルの制御が可能です。
有効 - 必要であれば警告を表示する
これはデフォルト設定です。セキュリティ・リスクに遭遇すると、警告ダイアログが開きます。「はい」をクリックすると、安全ではない可能性のあるコンポーネントの実行がブロックされ、プログラムを終了します。「いいえ」をクリックすると、アプリケーションまたはアプレットは保護付きで実行を継続します(名前が同じで、署名付きと署名なしのように信頼レベルの異なるパッケージまたはリソースが後から見つかってもロードされません)。

有効 - 警告を表示せずに、保護をかけて実行する
このオプションは警告ダイアログを抑制します。コードは、ユーザーが警告ダイアログで「いいえ」をクリックしたときと同じように実行されます。

有効 - 警告は表示しないが、信頼できないコードは実行しない
このオプションは警告ダイアログを抑制し、ユーザーが警告ダイアログで「はい」をクリックしたときと同じように動作します。

検証を無効にする
このオプションはお薦めしません。このオプションは、ソフトウェアによる信頼できるコードと信頼できないコードの混在チェックを完全に無効にし、ユーザーが安全ではないコードを保護なしで実行する可能性を放置します。


技術情報

Javaアプリケーション開発者: 混在コードに関するドキュメントを参照してください。